日本人は世界的に見ても、魚食というイメージが強いですよね。
確かに2005年までは、1人当たりの魚介類消費量が世界1位だったそうです。
しかし、2013年には7位にまで転落しています。
おいしいし、健康のことを考えても魚を食べた方が良いのは分かってはいるものの、フライパンで焼くだけで調理できる肉の方が楽で、最近は魚食から遠ざかっているのもまた事実・・・。
このままじゃダメだっ!!
ということで、家がだめなら外で食べよう!と、おいしいお魚ランチを食べられると噂の、和食処『ろ』へ焼き魚を食べに行ってきました!
和食処『ろ』とは?
富山市上飯野にある、和食ランチが食べられるお店。
2011年10月オープン。
手の込んだ料理と、粋な器に見た目も癒される和風創作料理店です。
ランチのみで、夜は営業していません。
基本情報
住所
〒930-0827 富山県富山市上飯野12-6
駐車場有。
電話番号
076-451-3101
営業時間
11:00~15:00
定休日
水曜日
外観
富山市飯野の交差点の角にあります。
大きい道路からは見えづらいですが、しゃぶしゃぶ温野菜の道を挟んだ向かいです。
外観からも和の雰囲気が感じられます。
お隣はこだわりの木炭焙煎珈琲と和雑貨のお店、「大和屋」です。
店内
こじんまりとした店内ですが、席数は意外とあります。
カウンター7席、2掛テーブル2つ、4人掛テーブル1つの他に、個室も1部屋あります。
おひとりで来店されている女性が案外多かったのですが、ランチができるお店のわりにはカウンター席が多いから入りやすいのかもしれませんね。
和雑貨や和風の食器がたくさん飾られていて、店内を彩っています。
入店した時から焼き魚の香ばしい香りが漂っていると思ったら、なんとカウンターの前に炭火が!
厚みのある魚が焼かれているのが見えます!
こうやって目の前で魚が焼かれているのを見ていると、どんどんお腹が減ってきます・・・!
これを見ながら自分のご飯が出来上がるのを待つのは、ある意味拷問に近いかも・・・!
お隣の大和屋とは店内もつながっており、自由に行き来することができます。
ろ で使われている雑貨や食器は大和屋のものだそうで、気に入ったら隣ですぐに購入することができるのはうれしいですね。
大和屋ではこだわりの珈琲を試飲することもできますので、気になる豆があれば店員さんに聞いてみてください。
珈琲豆はその場で挽いてもらって買うこともできますので、お家にミルがない方も安心です。
詳しくは大和屋の公式ホームページをご覧ください。
メニュー
メニューは全部で6種類ですが、日曜はおやさいランチとおさかなランチしかありませんのでご注意ください。
おさかなランチはおやさいランチに魚料理がプラスされたもので、おかずに変化はありません。
おやさいランチとおさかなランチは+500円でご飯を釜飯に変更できます。
おうどんランチのうどんは黒ゴマが練り込まれた麺で、一見お蕎麦かと思うくらい黒いうどんだそうです。
さらにおさかなランチのお魚は4種類から選ぶことができ、+100円で豚ロースの西京焼きも選択可能です。
食べてみた
今回はおさかなランチ(鯖の山椒焼き&鮭の自家製西京漬け焼き)と、おやさいランチ(ご飯を釜飯に変更)を頼みました。
見てください、おしぼりまで和テイストでかわいい!
持って帰りたいくらい・・・!(乞食)
おさかなランチ(鯖の山椒焼き)(2,300円)
おさかなランチ、おやさいランチともに前菜から運ばれてきます。
前菜とおかずは日によって内容が変わりますが、この日の前菜はお刺身でした。
ちなみに以前行った時はタコのマリネでした。
脂がのっており、噛むたびに甘みが口の中いっぱいに広がります。
同じ前菜でも一人一人違う器で運ばれてくるので、目にも楽しいです。
前菜を楽しみ終わると、他のお料理が一斉に運ばれてきます。
全てが揃うと豪華絢爛!
一気にテーブルが華やかになります。
おばんざいは高野豆腐、ナスの煮浸し、パプリカ、ブロッコリー、カブのピクルス、煮卵、すり身揚げ、酢豚、ニンジンサラダ、こんにゃくとゴボ天の串、とろろなめこ、柿と盛りだくさん。
野菜たっぷりで健康志向な方にはぜひおすすめしたい!
一つ一つのおかずがしっかりと味を主張していますが、どれも優しい味付けです。
どれもとってもおいしいのですが、オススメはどれか問われると、個人的にはすり身揚げがお気に入りです。
舞茸が入っているので歯ごたえが良く、旨味もあります。
そしてふわっふわのすり身がたまらなく美味しいです。
鯖の山椒焼きは、照り焼きのような甘くてとろみのあるタレの上に山椒がふんだんにかけられています。
炭火で焼かれているので、皮はパリパリで香ばしい!
しかしながら、ぷっくり丸々太った鯖の身はしっとりふっくら。
そこにピリッとした山椒のおかげで味にキレがあります。
お魚全般に言えるのですが、切り身が大きいのでご飯をおかわりして食べている方がたくさんいらっしゃいました。
お味噌汁はとにかくお椀が大きい!
優しくて懐かしい味付けの汁の中には、これでもか!というほど具がたくさん入っています。
甘い揚げを食べると、思わずほっこりほほえんでしまいます。
おさかなランチ(鮭の自家製西京漬け焼き)(2,300円)
鮭の自家製西京漬け焼きはとてもシンプル。
こちらも厚みのある鮭の切り身に、たっぷりと西京味噌が塗られ、炭火でじっくりと焼かれています。
身がとても柔らかく、箸を入れるとスッとほぐれてとても食べやすいです。
ちなみに鯖の山椒焼きは骨がありましたが、こちらは骨が1本もありませんでした。
焼き魚は食べたいけど、骨を取るのが面倒で嫌だという方は鮭をおすすめします。
ただ味付けがかなり濃いめなので、ご飯はおかわりしないと足りなくなると思います。
もしかしたらおかわりしていた他のお客さんもこれを頼んでいた人だったのかな・・・?
おやさいランチ(ご飯を釜飯に変更)(1,800+500円)
おやさいランチはご飯を+500円で釜飯に変更してみました。
山の釜飯と海の釜飯を選べたので、海の釜飯をチョイス。
あさり、ホタテ、カキ、ワカメ、昆布がはいっている海の味が凝縮された釜飯です。
ちなみに山の釜飯には、鶏肉、しいたけ、たけのこが入っているそうです。
カキ、ホタテは贅沢に2つはいっており、一口ほおばると口いっぱいに海の香りが広がります。
お米一粒一粒に味が染み込んでいるため、ご飯だけでも美味しくいただけます。
まとめ
和食処『ろ』は
・器にこだわっていて、目でも楽しめる。
・おばんざいは彩も華やかで野菜たっぷり!
・焼き魚は大きくて分厚くて、食べ応えあり。
・釜飯はお米に味が染み込むほど旨味が詰まっている。
・おひとりさまランチの女性が多い!
という、素材一つ一つに対してとても丁寧で、女性が一人でも入りやすい素敵なお店でした。
ランチにしてはお値段がちょっと張ってしまうのと、店内が広いわけではないのとで、お子様連れの方には向かないかもしれませんが、落ち着いた静かなの雰囲気を求める方にはぴったりの空間だと思います。
実際、客層としてはマダムが多い印象でした。
正直、この値段でこのメニューなら夜にも営業してくれたらすごくうれしいなーという気持ちはありますが、値段の価値があるおいしさですので、おいしいお魚が食べたい時にはぜひ行ってみてもらいたいです。
店内に「おすすめ!豚ロースの西京焼き!」という張り紙がしてあったのはここだけの秘密・・・(笑)
すぐ向かいには健康的なランチやうどんが食べられるうどん屋さんが!
その他、ヘルシーランチが食べられるお店はこちら!