突然ですが、みなさん「孤独のグルメ」というドラマをご存じですか?
有名なので今更説明も不要かもしれませんが、主人公の井之頭五郎(松重豊さん)が仕事の合間に立ち寄ったお店で食事をする様子を描いた、グルメ漫画の実写ドラマです。
特に何か事件が起きるわけでもなく、ただ松重さんがご飯を食べるところを観るだけのドラマなんですが笑、これが本当に面白くて。
ハマりにハマって、アマゾンプライムビデオで延々と観ています。
登場するお料理がどれもおいしそうで、観ているこっちまでお腹が減ってくるんですよね。
その中でも最近特に胃袋を刺激されたのが、とんかつの回!
とっても分厚くてジューシーなとんかつに、目が釘付けになりました。
(参考までに・・・Season7 第1話です。観てみてください。)
一度とんかつを食べたいと思うと、もうとんかつを食べることでしかこの欲求から解放されることはありません。
欲求から己を解放するため、富山でおいしいと評判のとんかつ屋さんに行ってきました!
富山豚食堂かつたまとは?
2014年5月オープン。
こちらのお店、なんと食べログの「とんかつ百名店2018」に選出されていたり、「ミシュランガイド富山・石川」にも載っていたりと、かなりの名店です。
富山に生まれ、富山に育ち、地元富山の食材にこだわり、
富山県産の豚肉を使った、本当に美味しいとんかつを
多くの皆様に召し上がって頂きたい、
そして、多くのお客様に笑顔になって頂きたい――
店主のそんな熱い思いを込めたとんかつ専門店です。
富山県産コシヒカリのご飯もふっくらと、
自慢のとんかつを引き立てます。
地域の皆様に愛されるお店となれるよう
「富山豚食堂」を名乗らせて頂いております。
「富山豚食堂かつたま公式HP」より引用
ホームページのこだわりを読むだけでも、店主の熱い思いが伝わってきます。
これだけ富山にこだわったとんかつ、富山人として絶対に食べなければ!
基本情報
住所
〒939-8211
富山県富山市二口町1丁目9-1
電話番号
076-492-0029
営業時間
月〜土: 11:00〜15:00(LO 14:30)
17:00〜22:00(LO 21:30)
日・祝: 11:00〜22:00(LO 21:30)
公式ホームページ
外観
駐車場がちょっと分かりにくいですが、お店の前を通って奥に行くとあります。
間違えて「P」の看板の手間で曲がると、謎のスペースに閉じ込められるので注意してください。
ちなみに私はまんまと閉じ込められました。笑
「P」の看板とお店の間を通ってくださいね。
店内
「富山豚食堂かつたま公式HP」より引用
カウンター6席、テーブル36席、小上がり12席、合計54席あるそうです。
完全禁煙なので愛煙家の方はご注意ください。
メニュー
フード
お米、豚肉、味噌、卵が富山県産。
野菜も国産です。
食材選びには妥協しない、お店のこだわりが伝わりますね。
ドリンク・おつまみ
デザート
ご飯とキャベツは大盛無料です。
私は夜に伺ったので頼めませんでしたが、平日限定でランチメニューもあるそうです。
詳しくは公式ホームページをチェックしてください。
食べてみた
卓上調味料はこのような感じ。
塩、一味の他に、キャベツ用の和風ドレッシングとゴマドレッシング。
卓上には置いてありませんが、店員さんにお願いすればノンオイルドレッシング、マヨネーズ、醤油も使うことができます。
そしてこのツボの中身は・・・。
とんかつ用のソースが入っています。
フルーティーな香りがして、ますますお腹が減ってきます。
そしてこんなものが。
お店がこうおっしゃるならば、絶対にロースとヒレを食べねば!
ということで、今回は「厚切りロースかつ定食」と「豚メンチかつと海老ヒレかつ定食」を頼みました。
厚切りロースかつ定食
ご飯は普通盛り、キャベツは大盛りにしてもらいました。
その名の通り、ぶ、分厚い・・・!
断面はきれいなピンク色。
これは低温で中までじっくり火を通している証拠なんだそうな。
まずは何もつけずにそのままいただきます。
お、おいしい・・・!
下味をしっかりつけてから揚げているのでしょうか?お肉自体にもしっかり味がついています。
そして噛んだ瞬間にあふれ出る肉汁。
パサつきは一切なく、まるでフルーツのようにジュワジュワと肉汁が口の中に広がっていく感覚です。
保水性が高いお肉ということ、一定期間熟成保存していること、低温で火を通していることでこのようにジューシーなとんかつを作り出しているそうです。
これは絶対に家庭では作れないとんかつ。
サシが入ったお肉ですが、脂が全くしつこくなく、いつもは脂身だけ残してしまう私でもさっぱりと食べられました。
衣はサックサクですが、油を吸いすぎていないので軽い食べ応えです。
ソースをつけて食べてみても、ほどよく酸味のあるソースがとんかつととっても良く合っています。
ただ濃厚がゆえに、お肉の風味よりもソースが勝ってしまっている感じがありました。
次に、お塩をつけて食べてみます。
お塩に混ざっているのはペッパーかな?
とんかつをお塩で食べるのは初めてですが、衝撃的なおいしさ!
脂の上品な甘みが引き立ちます。
個人的には、ロースは断然お塩で食べるのがオススメです!
豚メンチかつと海老ヒレかつ定食
続いて豚メンチかつと海老ヒレかつ定食。
豚メンチかつ、豚ヒレかつ、海老フライが1つずつ乗っていて贅沢です。
こちらもご飯普通盛り、キャベツ大盛りです。
豚メンチかつにはふんだんにお肉とタマネギが入っています。
タマネギがとっても甘くて、ソースがいらないくらいです。
以前高山に行った時にすごく評判のメンチかつを食べ歩きしたのですが、そのメンチかつよりこっちの方が断然おいしいという・・・。
そしてヒレかつ。
断面からでも肉汁がお肉に閉じ込められているのが良く分かります。
この写真、飯テロにもほどがある・・・!
ヒレはロースなどに比べると脂が少ないので、かつにするとどうしても固くなってしまうイメージですが、こちらのヒレかつはやわらかいどころかしっとりしています。
赤身特有の臭みなども全くありません。
ロースよりもヒレの方が、しっかりお肉を食べている感じがします。
私はロースよりもヒレの方が気に入りました。
海老フライ。
横にタルタルソースが添えられています。
断面を見てお分かりいただけると思いますが、衣が薄いです。
私昔から海老フライが大好きなんですが、大体衣が厚くて海老が細いことが多いんですよね。
それがもう不満で不満で・・・。
ですがこちらは衣がサクサクなのに薄いので、海老本来の甘みと旨味をダイレクトに味わうことができます。
先ほどのロースとは対照的に、ソースをかけても負けないくらい海老の味が濃いです。
今まで食べた海老フライの中でも、ベストオブ海老フライかも・・・!
そしてお肉以外にも感動したことが。
それは、お米のおいしさです!!
見てください、このお米の輝き!!
粒が立っていて、ツヤッツヤ!これはもはや芸術!
良い炊飯器を使っても、自分でここまでのレベルに焚き上げることはかなり難しいのでは?
ふっくらとしていて甘みがあって、本当にうっとりするおいしさ。
生まれて初めてこんなにおいしいお米を食べたかも・・・。
外食でこんなにレベルの高いお米に出会えるとは、本当にびっくりです。
おいしすぎてあっという間に食べちゃうので、男性は迷わず大盛りにした方が良いと思います!
お味噌汁だと思っていたものは豚汁でした。
豚肉、にんじん、大根、ゴボウ、こんにゃくがゴロゴロ入っていて具沢山。
ほっとするお味です。
まとめ
富山でこんなにおいしいとんかつが食べられるなんて、完全にあなどっていました・・・。
さすが「とんかつ百名店2018」に選出され、「ミシュランガイド富山・石川」に掲載されるお店。
間違いなく、富山でも有数のとんかつの名店ですね。
今までとんかつを外で食べようとあまり思わなかったのですが、今後はちょくちょく食べにくることになりそう。
ちなみに、お支払いにカードは使えますが、ポイントがつかないとレジに書いてありましたのでご注意ください。
私をこんなに素晴らしいとんかつ専門店に出会わせてくれて、ありがとう、孤独のグルメ。
ありがとう、井之頭五郎。
ありがとう、松重豊さん・・・。
こちらのとんかつもおすすめ!
私が富山で一番おすすめの焼肉屋さん!
焼肉屋さんの絶品ローストビーフ丼!