富山銘菓と言えば、みなさんは何を思い浮かべますか?
様々なお菓子が富山にはありますが、実際県外の方へのお土産に何を持って行きますか?
私はやっぱり鈴木亭の杢目(木目)羊羹!
羊羹というメジャーな和菓子でありながら、美しい見た目と確かな味で他のお土産との差別化もばっちりです!
幕末から続く和菓子屋
鈴木亭は江戸菓子の伝統が140年以上受け継がれる和菓子屋さん。
慶応2年(1866年)に創業しました。
慶応2年と言われてももはや逆にどれくらい昔なんだかピンとこないと思いますが、坂本龍馬や新選組が活躍していた頃です。
龍馬や土方副長、沖田総司たちももしかしたら、ひょっとしたら鈴木亭の和菓子を食べたことがあるかもしれないと思うと胸熱ですね。
鈴木亭と言えば一番有名なのが杢目(木目)羊羹。
これについては後で詳しく説明します。
富山市西町に本店がありますが、県内では他に取り扱い店舗が多数ありますので、気軽に購入することができます。
県外では東京の日本橋と有楽町にある富山県のアンテナショップで購入することができます。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
立山杉の年輪を現した羊羹
鈴木亭の代名詞であり、越中富山の代表銘菓。
県木・立山杉の年輪を模した羊羹です。
「皆が目を見張るような羊羹ができないか?」
と考えた初代・茂助。
そんな時、ふと思い浮かんだのが立山の深山幽谷に林立する立山杉。
「あの立山杉の木目模様を羊羹に取り込めないものか?」
と試行錯誤を繰り返し、作り出したのが杢目(木目)羊羹でした。
杢目羊羹の特徴は以下の通り。
・小豆の”紅”と白隠元餡の”白”で表現された木目模様。
・”年輪を刻む”という大変縁起の良い羊羹。
・どこを切っても綺麗な木目が現れる。
・甘さ控えめ、あっさりとした味わい。
・一般の羊羹よりキメが細かい、冷やしてもおいしい。
基本情報
住所
〒930-0062 富山県富山市西町6-3
電話番号
076-421-4972
営業時間
8:00~18:00
定休日
年中無休(元旦のみ定休)
本店はグランドプラザ前に
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隣には今話題のカレー屋さん、スズキーマがあります。
反対隣には海鮮丼ランチが食べられる居酒屋、みのり家が。
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鈴木亭と言えば、この三つの鱗の商紋ですね。
たくさんの羊羹がズラリ
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店内には羊羹がズラリ!
その他の和菓子も少し置いてありますが、大半が羊羹。
運が良ければおまけがもらえるかも?
メニュー
全ては紹介しきれないので、有名な羊羹選抜メンバーをご紹介します。
杢目羊羹
「鈴木亭公式ホームページ」から引用
鈴木亭の代名詞。
定番中の定番の羊羹です。
天皇皇后両陛下も召し上がったことがあるんですよ。
丸型杢目羊羹
「鈴木亭公式ホームページ」から引用
丸型の杢目羊羹。
無地もありますが、かわいい細工が入ったものが人気です。
上の画像のさくらの細工が入ったものは春限定。
卒業、入学などのお祝い事にもってこいです。
その他にも鶴や亀といったおめでたい柄や、立山やおわらの富山らしい細工が入ったものもあります。
立山とおわらを詰め合わせにすれば、県外の方へのお土産や、県外の取引先企業へのお中元やお歳暮にも使えそうですね。
黒杢目羊羹
「鈴木亭公式ホームページ」から引用
黒砂糖餡と白餡でできています。
通常の黒砂糖羊羹よりも上品な味わいです。
小倉羊羹
「鈴木亭公式ホームページ」から引用
粒餡の羊羹です。
栗羊羹
「鈴木亭公式ホームページ」から引用
白隠元餡の中に柔らかい栗をたくさん入れた羊羹です。
立山五色ヶ原羊羹
「鈴木亭公式ホームページ」から引用
立山連峰の五色ヶ原のお花畑をイメージした羊羹。
5色の羊羹をゴムに充填し、ようじで「ぷっちん」して食べます。
カラフルでコロンとしていてかわいい!
以上の他にも色々な羊羹があります。
羊羹以外の和菓子もあります。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
食べてみた
定番の杢目羊羹の大型を買いました。
杢目羊羹(大型)(980円)
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1本しか買っていないのに、こんなに丁寧に包んでくださいました。
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羊羹をカットする小さいプラスチックナイフのようなものが付いています。
包丁を使わずに済むのはありがたいですね。
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中身はこのようにプラスチックの箱に入り、ぴっちりとフタをされています。
このタイプの羊羹の賞味期限は常温で4か月です。
特大サイズや枠流し羊羹はもっと短くなりますのでご注意ください。
1本まるごとを上から見るとこういう模様なんですね。
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キティちゃんがめっちゃこっちを見ていますが気にしないでください・・・。
(これしか良いサイズのお皿なかった・・・。)
側面にもちゃんと見事な杢目模様が入っています。
相変わらず美しいですねぇ。
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食べてみると、本当に舌ざわりなめらか!!
特徴にある通り、普通の羊羹よりもキメが細かい気がします。
甘くて疲れがふっとびます。
かと言ってくどくて食べられないような甘さではなく、あっさりとした上品な甘み。
家族で食べたのですが、パクパク食べて1人で5切れも食べられました(笑)
とにかく緑茶と良く合います。
残りを冷蔵庫で冷やして翌日食べましたが、確かに冷やしてもおいしい!
ひんやりして、ちょっと甘みが抑えられてよりあっさり食べられるようになります。
まとめ
鈴木亭とは、
・慶応2年(幕末)創業の老舗和菓子屋。
・杢目(木目)羊羹が代名詞であり、富山の銘菓。
・杢目羊羹は立山杉の年輪をイメージ。
・キメが細かく、あっさりした上品な甘さ。
・冷やしてもおいしい。
という、自分へのおやつにも、県外の方へのお土産にもぴったりの羊羹を生み出す和菓子屋さんでした。
買いやすいミニサイズ(1個200円)もあるので、まずはそちらで味を確かめてみるのも良いかもしれませんね。
ぜひお近くの取り扱い店舗で購入してみてください。
隣にはお得に海鮮丼ランチできる居酒屋が!
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富山の元祖かき氷屋さん!
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