B級グルメとは、安価で、贅沢でなく、庶民的でありながら、おいしいと評判の料理のこと。(Wikipedeiaから引用)
近年ではB級グルメの日本一を決める大会なども行われたり、地域おこしに活用されたり、盛り上がりを見せていますよね。
では、富山県のB級グルメと言えば一体何でしょうか?
ブラックラーメン?
昆布のおにぎり?
大門素麵?
考えてみると案外色々ありますね!
でも実はそれ以外に、意外なグルメがあるんです!
それはなんと、たこ焼き!
えっ、富山でたこ焼き?
そう思う方も多いでしょう。
今回は、数十年に渡って富山県民から愛されるB級ソウルフード、山長さかいのたこ焼きをご紹介します!
山長さかいとは?
昭和40年代後半に創業した、老舗のたこ焼き屋さん。
射水市に新湊本店があります。
創業当時は県内各地のお祭りに露店として出店し、そこで富山県の人々に合う味を追求し、数十年に渡って県民のソウルフードとして愛され続けています。
基本情報
住所
富山県富山市西町3-3
駐車場無。
電話番号
076-421-2365
営業時間
10:00~19:00
定休日
水曜日
外観
みどり通り、Kコスメボーテみどり通り店(クボタ化粧品店本店)の向かいにあります。
富山大和隣のグランドパーキングの1階出入口のすぐ隣にあるので、雨の日でも行きやすく、お買い物のついでにおやつとして買うこともできるので便利ですね。
昔は西町交差点にありましたが、数年前に再開発に伴ってこちらに移転したそうです。
窓越しに対面販売を行っているので、大将が勢いよくたこ焼きを焼くのを近くで見れます(笑)
お持ち帰りもできますし、店内でイートインすることもできます。
窓の隣のドアが入り口です。
私が行った時は誰も並んでいませんでしたが、すぐに人がやって来て、あれよあれよという間に行列ができていました。
人気の高さがうかがえますね・・・!
店内
すいません、なぜかすっごいブレブレの写真しかありませんでした・・・。
一応、店内はこんな感じになっています(伝わらないかもですが)。
カウンター4席のみですが、注文すると中に通され、カウンターの窓越しにたこ焼きを受け取ります。
飲み物はありませんので、必要な方はグランドパーキングの出入り口にある自販機で購入するのがよろしいかと。
メニュー
メニューはたい焼きとたこ焼きの2種類のみ。
たい焼きは平日限定で、土日祝日は販売していませんのでご注意ください。
休日はたこ焼きの方で忙しく、たい焼きまで手が回らないんだとか。
たい焼き1箱は10尾の値段で11尾入りでお得です。
食べてみた
本当はたい焼きも食べたかったのですが、休日だったので買えず・・・。
たこ焼き(15個入り)をイートインで注文しました。
たこ焼き(15個入り)(470円)
これこれーーー!!
山長さかいのたこ焼きと言えば、このフォルムですよ!!
長方形の木箱に、ぎっしりとつめられた小ぶりなたこ焼き。
マヨネーズも鰹節も青のりも紅ショウガもかかっていないのがここのスタンダードです。
他県の方には考えられないかもしれませんが、このシンプルなたこ焼きこそが、B級グルメでありながら富山県民のソウルフードと呼ばれる所以なのです。
シンプル イズ ザ ベスト。
外がカリッと、中がフワッとしているのが最近のたこ焼きのトレンド(?)だと思いますが、山長さかいはとろとろ!
カリフワがお好きな方には物足りないかもしれませんが、この小ぶりで柔らかいのが食べやすくて良いんですよ!
あまりお行儀がよろしくないかと思い、断面の写真はありませんが、中にはタコの他にネギと細かく刻まれた昆布が入っています。
さらに、調べてみると、子供からお年寄りまでみんなの好みに合う味にするため、生地にカレー粉が入っているそう。
具材がシンプルなので、昆布の出汁の旨味を強めに、カレーの風味をほんのりと感じます。
ソースは酸味が強めの、ちょっとパンチのあるお味。
これで甘めのソースだったら、きっとここまで県民から愛されてないと思うんですよね。
この酸味の効いた、ちょっとリンパの当たりがキュッ、となるようなソースがシンプルなたこ焼きを完全体に仕上げているんだと思います。
だからこそ、おやつとしても、お酒のアテとしても需要があるんでしょうね。
まとめ
山長さかいは、
・木箱に入った小ぶりなたこ焼きが特徴。
・とろとろで柔らかい。
・マヨネーズ、鰹節、青のり、紅ショウガなし。
・ソースは酸味強めでパンチのある味。
・おやつにもお酒のアテにも最適!
という、これまでもこれからも、老若男女問わず富山県民から愛されるたこ焼き屋さんでした。
大将が元気ですごく気さくな方で、店内で食べている時に子供の頃の総曲輪の様子を話してくださいました。
「当時の総曲輪は、通りを歩くのが精いっぱいなくらい人混みがすごくてにぎわっていましたねぇ。」
「大和に行く時は蝶ネクタイをしないとダメだったんですよ。」
「大和のレストランでお子様ランチを食べる時に、ウェイトレスさんが食券を切ってくれるのが格好良くてねぇ、憧れましたよ。」
私が小さい頃には、総曲輪はすでに今のように元気を失ってしまっていたので、想像しながらお話を聞いているのがすごく楽しかったです。
大将がまたお話上手なんですよね。
地元の人々から愛されるのは、たこ焼きやたい焼きがおいしいからだけではなく、大将のあたたかい人柄があるからこそなのでしょうね。
近くには海鮮丼ランチが食べられるお店が!
たい焼き屋さんレポはこちらから!