もはや餃子は日本食だと言われても、「そうだよね~」ってうなずいてしまいそうなほど、日本人の食卓の定番になっていますよね。
最近は冷凍食品のクオリティがかーなーり高くなっていることもあり、冷凍庫にストックしておいて手軽に冷凍餃子を楽しむ家庭も多いのでは?
「たまには専門店の餃子も食べてみたいけど、どこがおいしいのか分からない・・・。」
「というか、そもそも冷凍食品の餃子とそんなに違うの?」
そんな疑問にお答えすべく、今回は富山県内の有名餃子専門店の餃子を比較検証してみました!
この記事を読み終わったころには、あなたもきっと餃子が食べたくなっているはず!
4つの餃子を比較
今回は過去に紹介したことのある専門店の餃子を3種類に加えて、冷凍食品の餃子1種類の、計4種類を比較していきます。
①餃子のまーちゃん
中国山東省出身のオーナーが、家族団らんの思い出である、お母さん手作りの餃子の味を富山の人々にも届けたいという想いで始めたお店。
富山市婦中町西本郷にあります。
今回比較に用いるのはノーマルタイプのミッちゃん餃子です。
②ミッちゃん餃子
餃子嫌いのオーナーのご主人が、オーナーのお母さんの手作り餃子だけは食べられると言った一言がきっかけとなり、母と娘の二人三脚でスタートさせたお店。
現在は娘さんがお店を引き継いでいます。
富山市中田にあります。
③たかはし屋
ミッちゃん餃子オーナーの母である創始者のミッちゃんが、2019年に新たに始めたお店。
旧ミッちゃん餃子跡地の、富山市豊若町にあります。
④味の素の冷凍餃子
冷凍食品界の人気者であり、冷凍餃子界の帝王と呼ぶにふさわしい存在。
冷凍餃子と言えば、味の素のものを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか?
嵐の櫻井翔君がおいしそうにパクパク食べるCMを見て、思わず買ってしまうという方も少なくないのでは?
最近ではしょうがギョーザなるものも誕生したみたいですが、今回はオーソドックスなものを比較に用います。
コストパフォーマンス
まずは価格を比較します。
①~③は全て持ち帰り生餃子で、税込み表記です。
①餃子のまーちゃん(16個入):648円(40.5円/個)
②ミッちゃん餃子(12個入):600円(50円/個)
③たかはし屋(12個入):600円(50円/個)
④味の素(12個入):138円(11.5円/個)
価格を比較した結果、1個あたり11.5円の味の素がぶっちぎりでコスパNo.1です。
他と比べると約1/4~1/5程度の価格で、さすがは味の素といった結果に。
販売店舗によってはさらに安く買えることもあると思うので、安さを重視するなら間違いなく味の素でしょうね。
ただ、今回は餃子の重さを計っていないので正確なコスパは検証できていません。
(家にスケールがありませんでした。すみません。)
あくまで単純な1個あたりの価格を比較した結果にはなりますが、結果は以下の通りです。
1位:味の素
2位:餃子のまーちゃん
3位(同率):ミッちゃん餃子
3位(同率):たかはし屋
コストパフォーマンスNo.1は味の素でした。
大きさは?
サイズを比較していきます。
とは言っても前述の通り、重さは計っていませんのであらかじめご了承ください。
「はぁ?重さ計らないで見た目だけじゃサイズなんて比べられないだろ!」
と思った方、安心してください。
意外にも分かりやすいほど差がありましたので。
はいドン!
たかはし屋の圧倒的存在感よ。
でかい。でかすぎる。
何これ本当に餃子?間違えて抱き枕比較しちゃってない?
逆に、餃子のまーちゃんは他と比べても圧倒的に小さいのがよく分かります。
一口餃子とまでは言いませんが、かなり小さいです。
これだけ小さいから1箱16個入りと、他より多く入っているのでしょう。
結果をまとめると以下の通りに(大きい順)。
1位:たかはし屋
2位:ミッちゃん餃子
3位:味の素
4位:餃子のまーちゃん
大きさNo.1はたかはし屋でした。
焼き方が簡単なのは?
焼き方というか、焼くのに必要なものを比較します。
ポイントは、いかに簡単に焼くことができるかです。
①餃子のまーちゃん:油、お湯か水120cc(お店はお湯推奨)
②ミッちゃん餃子:油、お湯100~150cc
③たかはし屋:油、お湯100cc
④味の素:なし
3店舗については油とお湯がマストなのに対し、味の素は一切必要ありません。
さすがは味の素、企業努力のたまものです・・・。
これに関しては味の素がすごすぎるだけで、餃子を焼くときに油とお湯(または水)が必要なのはいたって普通のことなんですけどね。
お湯を沸かす必要があるのはちょっと手間かもしれませんが、言うほど面倒なことでもありませんし。
いずれにせよ、味の素の餃子がズボラにとって大正義なのは明白です。
ということで、
焼き方が簡単No.1は味の素でした。
焼き上がりは?
すみません、あれだけ焼くのが簡単と言っておきながら、味の素の餃子を焦がしました・・・。
料理のセンスがなさすぎる。
パッと見でもお分かりいただけるかと思いますが、味の素のみしっかりと羽根がついています。
それもそのはず。
味の素は、油も水も小麦粉や片栗粉もなしできれいに羽根付き餃子を作れることをウリにしているので。
そもそも他3店舗に関しては、お店側も羽根のことに関して言及していません。
好みにもよるとは思いますが、羽根付きが好きな方は味の素が良いでしょう。
それか、他3店舗の餃子を焼く時に個人で水溶き片栗粉を回しいれるなどしても羽根付きになると思います。
皮の薄さ(厚さ)は?
餃子は皮の薄さ(厚さ)によって結構味が変わってきますよね。
だからこそ、気にする方も多いのでは?
もちろん食べてみても分かるのですが、焼き上がった餃子を見ても分かります。
中の餡の透け具合が結構違いますよね。
皮が薄い順からランキング付けすると、以下の通り。
1位:たかはし屋
2位:ミッちゃん餃子
2位:味の素
4位:ミッちゃん餃子
ちなみにミッちゃん餃子の皮が厚めなのは、水餃子にもできるようにだと推測されます。
皮が薄いNo.1はたかはし屋。
皮が厚いNo.1はミッちゃん餃子。
また、皮のそれぞれの特長は以下の通り。
- 餃子のまーちゃん:もっちり
- ミッちゃん餃子:もちもち
- たかはし屋:ツルツル
- 味の素:パリパリ
具材は?
次に具材の大きさや割合について比較していきます。
断面を比較してみると、ミッちゃん餃子とたかはし屋の餡がパンパンにつまっているのがよく分かりますね。
具材が細かく刻まれているのが味の素。
具材がゴロッと大きいのがたかはし屋。
さらに、
一番野菜の割合が多いのがミッちゃん餃子。
一番お肉の割合が多いのがたかはし屋。
という結果になりました。
味は?
最後に、一番重要な味について比較していきます。
①餃子のまーちゃん
・ニンニク味がすごく強い!
・キャベツが多いので甘みがある。
・香辛料のような独特の味がする(紹興酒?)。
②ミッちゃん餃子
・ニンニクの味はほとんど感じない。
・ニラが多いのか、ニラの味が強い!
・かなりあっさりしていてベーシックな味。
③たかはし屋
・ニンニクの味はあまりしない。
・肉の旨味がしっかり感じられる!
・一番肉汁が出る。
・大ボリューム。
④味の素
・かなり甘い味付け。
・ニンニクの味はほぼしない。
・餡はミキサーで混ぜたかと思うほど、具材の食感を感じない。
・価格、皮、具材、味のバランスはNo.1。
まとめ
それぞれの餃子がどのような人におすすめか、まとめました。
①餃子のまーちゃん
・小さい餃子が好きな人
・野菜をたっぷり食べたい人
・ニンニクが好きな人
・香辛料系の味が大丈夫な人
②ミッちゃん餃子
・餡ぎっしりな餃子が好きな人
・ニラが好きな人
・皮が厚くてモチモチした餃子が好きな人
・あっさり味が好き(濃い味が苦手)な人
③たかはし屋
・大きい餃子が好きな人
・皮が薄い餃子が好きな人
・お肉の味や食感が好きな人
・食べ応えのある餃子が好きな人
④味の素
・安く餃子を食べたい人
・餃子を焼くのに手間をかけたくない人
・羽根付き餃子が好きな人
・甘い味付けが好きな人
いかがでしたでしょうか?
それぞれの餃子に個性があり、比較するのがかなり難しかったです。
ちなみに私がこの中で一番好きだったのはミッちゃん餃子でした。
家族にも聞いてみると、男性陣にはダントツでたかはし屋が人気でしたね。
全部違った良さがあり、どれかを選ぶのは難しいかもしれませんが、ぜひ気になった餃子を試してみてください。
個人的に一番驚いたのは、日ごろから一番良く食べていて大好きな味の素の餃子が、比較しながら食べると存在がかすんでしまったことです。
やはり専門店の手作り餃子と機械で大量生産する餃子には、差が出てしまうのは仕方ないのかな。
かと思いきや、後日余った味の素の餃子を夕飯に食べたら、やっぱりめっちゃうまーーーーい!!!!となったので、やっぱり味の素の企業努力は素晴らしいのだと改めて実感しました(笑)
今夜は餃子にしませんか?
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